モータースポーツフォトグラファーの楽しみ三昧な写真人生を綴る。

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覆い焼き・焼き込みをやってみよう 2011年10月04日

 mikoshi01.jpg

 昨日のエントリー、2枚目の写真(上の写真)。
 この状況で撮影をすると
 オート露出では、空の明るさに引っ張られてお神輿を含めた下部は真っ黒になります。
 一方、お神輿に露出を合わせれば、空は真っ白に飛んでしまいます。
 これは被写体が持つレンジ幅(ラチチュード)が
 カメラのそれより広く、おさまりきれないためです。
 HDRにするか、覆い焼き焼き込みなどのレタッチをしないと全てのレンジをおさめることができません。
 (一応データは残っているし、ハイライト側を優先する露出で撮影すればこのような処理でなら引き出せる)
 今日はその覆い焼き焼き込み(露出合成処理と言った方がいいかな?)方法を紹介します。

 アプリケーションはPhotoshopを使います。
 と言っても、Photoshopのツールの覆い焼き、焼き込みは使いません。
 明るさの異なる2枚の写真をレイヤーマスクを使って合成します。
 理由は、直接画像そのものに処理を施さないことで仕上がり段階で調整が効くようにするためです。

 それでは始めましょう。

 
 

 
 1)2枚の写真を用意します。
   RAWで撮影なら現像時で、JPEGならPhotoshopで、明るさを調整して用意します。
   
   mikoshi101.jpg
   写真A

   mikoshi102.jpg
   写真B

 2)ドラッグ・アンド・ドロップでどちらかの写真を一方に重ね合わせます。
   今回は空のディテイルが出ている写真Bを写真Aにドラッグ・アンド・ドロップします。
   その結果、写真Aが背景、写真Bがレイヤーになります。

   r01.jpg



   ズレなくぴったり合わせるには
   「Shift」キーを押しながらドラッグ・アンド・ドロップします。

 3)マスクベースを作ります。
   今の状態は、上部レイヤーの写真Bが表示されています。
   今からレイヤーマスクのベースを作ります。
   最初にレイヤーを選択してください。
   次ぎに赤丸で囲んだボタンを押します。
   レイヤーの横にベース(未編集のマスク)ができます(青丸)。

   r02.jpg
 4)マスクを作成します。
   やることはレイヤーの見せたくない部分(シャドー部)をマスクして隠します。
   まずはマスクベースをクリックします。
   これでマスクベースが選択されてますので
   そのまま画像(正確にはレイヤーの上にあるマスクベースにだが)をブラシ(赤丸のツール)で黒塗りすれば、
   塗った部分に対応したレイヤーが隠れて、下部の背景画像が見えるようになります。

   r03.jpg

   mikoshi103.jpg

   但し、今回はマスクをする部分が上下に別れていますので、
   グラデーションツールを使います。
   その方が自然なマスクを楽に作れます。

   塗りのツールに(ブラシではなく)グラデーションツールを選びます。(赤丸)
   r04.jpg
   
   マスクベースをクリックして選択します。
   マウス押しながらポインタを画像の下から上に移動させます。
   真っすぐに曲がらずに移動させるためには、Shiftキーを押しながらやります。
   すると...こんな感じに仕上がります。
   mikoshi104.jpg

   マスクベースはグラデーション(マスク)になっています。
   r05.jpg

   5)微調整をします。
     (各効果の画像は省略します)
     お神輿をもう少し明るく出したいならブラシを使ってお神輿の部分のマスクを塗ります。
     (レイヤーのマスクの効果を強くして背景画像を更にはっきり表示する)

     またブラシを使う場合、マスクの境界がはっきりしていると不自然に見えるので、
     馴染ませるために、ぼかしフィルター(ガウス)を使ってマスクの境界を滑らかにします。
     ぼかしフィルターの強さは25程度から試してみて、適度な強さにしてください。
     ぼかし過ぎると効果が弱くなりますし、ぼかしが足りないと不自然に見えます。
     このあたりのさじ加減は色々試してデータどりしてください。

     またレイヤーの効果を調整する方法として「不透明度」の値を変えます。
     これは覆い焼き焼き込みの露光時間の調整と同様の効果を与えることになります。
     (ブラシの不透明度=塗りの濃さを変えて効果を変えることも出来ます)

     更に...
     明るさの調整によく使われるレイヤーはレベル補正やトーンカーブだと思いますが、
     レイヤーを重ねて描画効果を変えることで自然に仕上げることも出来ます。
     これもいずれ説明したいと思います。

     レイヤーマスクを使っている例はこちらこちらのエントリーでも掲載してますので参考にしてください。

     質問があれば受け付けますのでコメント欄にどうぞ。。。

 Webmaster
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コメント
Re: No title
いつもお世話になっています。

> 教えて頂いた手順は大変わかりやすいので、ソフト購入は必要なくなりました(笑)
それは、よかったです。お役に立てて!

ポートレートで、顔を明るくしたくなることがあると思います。
その時は、
明るく調整したレイヤーにマスクベースを作った後、
ベースをcommand+i(反転コマンド)とするとマスクは全体を縫りつぶします。
その後、顔の部分のマスクを消しゴムで擦ると顔が明るくなります。
明るさの調整は、レイヤー側の不透明度を調整すればOKです。
そのうち例題を出してやります。


2011/10/06(木) 10:05 | URL | Webmaster #-[ 編集]
No title
頭でわかってはいるんだけど、根がズボラなもので今まで力技で
覆い焼きやら焼き込みをしてました。
それも限界があり、最近お手軽ソフトに頼ろうかなと思い始めてました(^-^;
教えて頂いた手順は大変わかりやすいので、ソフト購入は必要なくなりました(笑)
どうもありがとうございました(^-^)
2011/10/06(木) 06:48 | URL | hiroki147 #sSHoJftA[ 編集]
No title
おぉ、できました。
グラデの段階に進みたいところですが、知恵熱がぁ~。
また、よろしくお願いします。

2011/10/04(火) 21:26 | URL | PS初心者の良左衛門 #-[ 編集]
Re: No title
> ありがとうございます。重ねるところまではできました。
> が、ブラシを使っても変化なし。
> ペンタブのペンをひっくり返して「消しゴムツール」を
> 使うと写真Aが出てくるのですが、これは設定がおかしいのでしょうか?
> まぁ、ブラシの消しゴムもあって、同じことができるのですが…。

塗りの色がデフォと違いますね。ブラシ→黒 消しゴム→白。これが逆さまになっているので
ツールの中にある描画色背景色設定を矢印を押下してひっくり返してください。
2011/10/04(火) 21:13 | URL | Joppa and Webgpe.comWebmaster #-[ 編集]
No title
ありがとうございます。重ねるところまではできました。
が、ブラシを使っても変化なし。
ペンタブのペンをひっくり返して「消しゴムツール」を
使うと写真Aが出てくるのですが、これは設定がおかしいのでしょうか?
まぁ、ブラシの消しゴムもあって、同じことができるのですが…。
2011/10/04(火) 20:51 | URL | PS初心者の良左衛門 #-[ 編集]
Re: No title
どうも。

> 写真Aを写真Bに重ねるところは、写真Bを開いた状態で
> 写真Aをフォルダからドラッグ&ドロップでしょうか?

両方フォトショ上で開いて、開いた画像をD&Dして重ねます。

2011/10/04(火) 20:38 | URL | Joppa and Webgpe.comWebmaster #-[ 編集]
No title
できないっス。
写真Aを写真Bに重ねるところは、写真Bを開いた状態で
写真Aをフォルダからドラッグ&ドロップでしょうか?
…ということは配置になってしまうのですが。
まずは そこから お願いします。
Photoshop は CS5 です。
2011/10/04(火) 20:20 | URL | PS初心者の良左衛門 #-[ 編集]
Re: No title
おお!役にたって良かったです。
まだいろいろな方法があるのでおりを見て紹介していきます。
Photoshopはマスクを作るためにの選択範囲が命です。ポイントです。

では岡山でよろしくです。
2011/10/04(火) 14:15 | URL | Webmaster #-[ 編集]
No title
いつも解りやすい説明で、理解しやすいですありがとうございます。
しかも、なぜかタイムリー

おかげで、心おきなく岡山に向かえそうです。
2011/10/04(火) 12:53 | URL | kamu #ADJD0lrw[ 編集]
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Joppaこと鈴木雅雄は、日本レース写真家協会 前会長(第4代会長として18年間JRPAの会長職を担う)。しかしながらその実態は...釣り好きで面倒見の良い『焼酎好きなおっさん』。


そしてブログを管理しているWebgpe.comのWebmasterこと原田祐司は、Joppa師匠の弟子。
ロードレースプレスカメラマンでMac好きな『おにいさん(°°)☆\(--メ)バキッ!
...もとい、おっさん』です。

2人とも鈴鹿サーキットレースフォトグラファー体験講座講師でもあります。

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