モータースポーツフォトグラファーの楽しみ三昧な写真人生を綴る。

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レース写真で比較するRAW現像ソフト その2 2009年02月03日

 では早速、画像の一部を切り取って100%サイズで比較したものを掲載します。
 今回は写真を比較し易いように、クリックして拡大するのにlightboxを使わずWindowを開くようにしました。

 まず最初に断っておきますが。。。
 見た目なるべく近くなるように調整をしたが、なかなか難しい。
 その結果、DPP=あっさり、Silky=こってり、というイメージの画像になってしまった。
 サムネイルのヘルメットブルーや黄色の中の赤いラインをみると良くわかるだろう。
 ただし、これらの印象がそのままソフトの特徴になるかというと...言い切れない。
 この同じ部位の色味がどう表現されるか、参考程度になるが、印象を比較してみよう。

 また、各画像のシャープ処理は、見た目の画質に影響がでるので強くかけ過ぎないようにした。
 Silkypixはナチュラルファインでファイル出力時のアンシャープは全くかけてない。
 DPPはシャープスライドを4で。
 CameraRawは適用量を50、半径1、ディテイル25で設定しているが、その後テストしてみると、適用量は70くらいでディテイルを10から15くらい(しきい値と異なり小さいと効き目が少なくなる)でもいけそうである。ただし、下記の傾向は変化はない。
 
 
 slk2.jpg
 Silkypix

 dpp2.jpg
 Digital Photo Professional(DPP)

 pscrs2.jpg
 CameraRaw

 各画像はクリックすると大きくなります。

■画質チェック(滑らかさ、シャープさのチェック。)

 マシンの赤文字のR と シルバーラインに注目

 ジャギが出ずに滑らかなラインを描くのは。。。
 1、Slkypix 2、CameraRaw 3DPP

 DPPはジャギ(ギザギザ)が見える。
 CameraRawも少しだけ見える。
 SilkyPixは、現像ロジックが巧みなのか、シャープの掛け方がうまいのか、滑らか。

 DPPのジャギは通常のプリントサイズではあまり感じる事はないと思う。
 逆に、ジャギやノイズなど無理矢理取り除こうとしていない分、シャープ感を出しているのではないか...と感じる事がある。ただ、キヤノンに確認していないので、明確に言える事は、ジャギだけ見るとSilkyPixに対して劣る。

 CameraRawは、ほんの少しジャギを感じるが、ほとんど問題なさそう。
 ただし...CameraRawのシャープ適用量を増やしたりすると、
 ジャギが少しずつ目立ち、ハロー効果(明暗の境目に色のにじみや明るい線のようなもの)も出てくるので強くかけられなかった。


 その下の白背景ブルー文字のSUZUKIは、3つのソフトのどれもジャギを感じる事はない。
 シャープ感が高い順は、
 1、DPP 2、CameraRaw 3、SilkyPix の順。
 但しSilkyPixは、印刷時にアンシャープを適切にかければ、全く問題ない。


 さらに目を凝らさないとわからないが、CameraRawは、Rの文字からにじんだような、
 黒の塗装に赤い斑点のようなものが見えます。
 再度、設定を変更していじりすぎないようにしたが、同様のにじみ斑点は見られた。
 かなりのマイナス要素と言える。

■ヘルメットの赤文字Roadexの文字に注目

 この文字は少し浮き上がっている。
 斜光線をうけた僅かな立体感が表現できているかという難しい処理。
 このような処理がうまいということは、細かい質感の表現(微細な凸凹)が上手に処理できるだろうということで着目した。

 処理の上手い順は、SilkyPix、DPP、CameraRaw。
 
 SilkyPixは、
 シャープマスクを強めにかけることなくシャープ感と立体感をうまく表現している。
 クリアな透明感も感じる。
 dやeの文字の微細な浮き上がりが見て取れるし、Xの文字を通るヘルメットのへこみも自然。お見事!と言いたい。
 
 次はDPP。ここでもジャギが、質感や滑らか感を奪っているように感じる。
 あきらかにSilkyPixに対して劣る。
 普通にプリントした時にはほとんど差はでないと思われるが、
 A1サイズにプリンタしたときは...どうなんだろうか?

 CameraRawは、ややにじんだ感じで、立体感も乏しく、微妙な美しさを感じ取れない。

 小さな違いでWeb掲載サイズ&解像度では問題にならない。
 しかし、自分の作品としてできるだけ完璧さを求めるならば、というこだわりの部分と言える。

 さて、次回は、その他の気が付いた点を並べてみたいと思います。

 (その3に続く)

 Webmaster
 
 こだわりと言えば。。。
 スティーブジョブズ(アップルCEO)は、内部の配線のハンダ処理が、まっすぐ美しいことに、その昔拘ったそうだ。
 性能に関係ないし、誰が見るのか...と社員が反論したところ、私が見るのだ、と言ったそうである。
 今回の現像ソフトの比較で出てきた微細な部分は、この拘りに通じる部分があると思う。


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コメント
No title
白い翼さん、どうも。

うはは(笑)なんか、名前出したらまずいのかと思って。。。

良く観察していて感心しました。いろいろな人の感想が、自分が今回見落としているkとに気が付かせてくれくれて、参考になります。

ジャギは、まあ、無い方が良いと思うのですが、そういう効果もありそうな。
でも、silkyは本当に処理が旨いですよ。さすが、市川ソフトさん。昔話をしたのですが、開発の方の熱意が凄くて良いソフトです。でもDPPも無料にも係わらず凄いと思いますよ。

2009/02/05(木) 11:01 | URL | Webmaster #kSi.wH62[ 編集]
No title
ryouzaemonnさん、コメントありがとうございます。

> オレンジはDPPが一番近いですね。

なるほど。。。DPPのニュートラルのピクチャースタイルの控えめな感じが生きているのでしょうか。
ありがとうございます。

>DPPがはっきりしていて

シャープ感は、一番いいのはDPPでしょう。シャープ感を生かすためにノイズ処理等は程々にしているらしいのですが、それでも最近のヴァージョンはシャープとノイズ処理を割合両立しているように思えます。

>ジャギですね。

昔から気が付いていましたが、100%拡大にしない限り問題は無かったし、これを無理矢理取らないようにしているのでシャープ効果を生んでいるんじゃなかろうかと。
 #こんな事書くと評価としてはまずい
滑らかにするためには、処理の旨さもありますが、ぼかしを入れる必要があるわけで。。。
デジの悪しき習慣、100%で見る。。。実際に則していなく、プリントのイメージに近いのは50%程度と言われています。50%で見た時ジャギは気にならなくなります。
と、言えど、silkyの旨い処理に比べると...

ここでジャギのことを取り上げて、あまり気にするな、と言うのは変ですが。
プリントしたりWebでの使用を前提にした画像を作った時どうなのか、ということを材料に判断もしてください。
ああ、あんまり書きすぎたら、続きのネタが無くなるので、これくらいに。
2009/02/05(木) 10:51 | URL | Webmaster #kSi.wH62[ 編集]
No title
うわああなんか管理人のみ見える設定で書いてしまってすいませんv-356
ジャギはそういう側面から見ると面白いかもしれませんね!

勉強は…ひたすら実践あるのみ
精進します。

2009/02/05(木) 10:32 | URL | 白い翼 #cRy4jAvc[ 編集]
No title
おはようございます。

秋吉選手のレプリカヘルメットを持っているのですが
炎の部分の赤・・・いや オレンジはDPPが一番近いですね。

クラッチレバーのブレンボのマークも
DPPがはっきりしていて いい感じです。

今までDPPしか使ったことがなかったので
こんなものかと思っていましたが、比べてみると
ジャギが目立ちますね。特に カウルのシルバーラインは。

続きを楽しみにしています。
2009/02/05(木) 07:18 | URL | ryouzaemonn #-[ 編集]
No title
管理人のみ閲覧コメの方、コメントありがとうございます。

良く観察しているなあ、と思います。ただディスプレイによっても印象は変わると思うので...判断が難しい部分もあります。

シャドー部は、silkyはちょっと粒状感があってそのために偽色的な色を感じるのかな...でも粒状感がある事は悪くないんですよ。印刷でトーンジャンプをなじませるためノイズをかけたりしますし。
また、データはsilkyも残っています。DPPの方がシャドーの濃度がやや高く締まりがある分しっかりした感じに見えるのでは。
 #なんか紫っぽく影がなっているからかな?このへんはコントロールできそう。
 #影を少し締めたらDPPと似たような感じになりました。

赤色ですが、ヘルメットのは、マシンと同じ赤と思うかもしれませんが、実際はDPPとsilkyでは吐き出す色合い(色相)が微妙に違うので、色の濃淡が異なったようです。現像ソフトのパラメータの与え具合等で異なってしまうのでしょうね。

で、ジャギなんですが、肯定的に書くと太鼓持ちのように思われるので、
はっきりと書かなかったのですが、フチのコントラストをあげてはっきりした印象を与えるのではないかと...なんとなくDPPの画像を見ているとそんな感じがねするけど、まあ、もう少し、もう少し...ジャギなしでシャープが出るように頑張って欲しい。
こういう効果が本当にでるならジャギも捨てたものではないかも^^;


2009/02/04(水) 23:06 | URL | Webmaster #kSi.wH62[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009/02/04(水) 22:35 | | #[ 編集]
No title
コメントありがとうございます。^^

DPPはニュートラルカラーと言われるレタッチのし易いベーススタイルを使っているのであっさりした感じに見えますが、スタンダードやその他のにすると、彩度があがってこってりした感じにもなります。
silkyは記憶色再現のためのスタイルを使っているので、こってりした感じなのかもしれません。
今や色味は、各現像ソフトである程度自由になりますから、昔に比べると凄い進歩です。
どこまで色をいじって破綻しないか無理が効くかという比較を定量的にできればおもしろいのですが、本当の実力をそれで判断するのは難しいところだと思いますし、実際は困難と思います。
この方法も現像ソフトの序列を決定するには、要素として十分とは言えないのですが、この少ない要素で問題が出てくるようだと、ちょっとね。。。というのはあります。

ということで、
細かい表現の部分がどのくらい旨く処理できるか...という部分で判断するのが現像処理ソフトの実力を測る方法の一つとしていいんじゃないかと思って今回の比較を載せてみました。

>純正ソフトもしくは現像専門ソフトで現像した方が確実

私もそれを感じています。CameraRawは、ちょっとかなと。
その他、いろいろな現像ソフトが販売されていて、特徴があり、どれが一番かというのは言及し難いところです。
が、純正を使う事で(少なくともキヤノンは)カメラメーカの設計思想が反映された結果になるというのは明確です。あとは、オプションを使ってどれくらい好みに仕上げるか...ですね。
2009/02/03(火) 12:30 | URL | Webmaster #kSi.wH62[ 編集]
No title
こんにちは。
silkは色の濃度が濃く出ますね。
CameraRawは彩度が高く、DPPはその中間、あっさりって所でしょうか?

今はわかりませんが、昔、Photoshopで現像した画像と、純正ソフトで現像した画像を画像を見比べた所
画像の端にノイズが出た事がありました。
改善されてるとは思いますが、純正ソフトもしくは現像専門ソフトで現像した方が確実なのかもしれないですね・・・
2009/02/03(火) 11:54 | URL | EMT #-[ 編集]
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Joppaこと鈴木雅雄は、日本レース写真家協会 前会長(第4代会長として18年間JRPAの会長職を担う)。しかしながらその実態は...釣り好きで面倒見の良い『焼酎好きなおっさん』。


そしてブログを管理しているWebgpe.comのWebmasterこと原田祐司は、Joppa師匠の弟子。
ロードレースプレスカメラマンでMac好きな『おにいさん(°°)☆\(--メ)バキッ!
...もとい、おっさん』です。

2人とも鈴鹿サーキットレースフォトグラファー体験講座講師でもあります。

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